「治療を受けるに当たって、どのような歯科医院にかかればよいのか?」という話をよく耳にします。それぞれのドクターにより、様々な考え方がありますので、これということはできませんが、「きれいで長持ち」という観点から考えてみましょう。
審美歯科を含め一般的に治療を行うにあたって、歯科医師は患者さんの様々な資料を収集しなければなりません。当然のことながら、患者さん自身の「病態」の把握です。ここでは、患者さんが歯科医院を選別する上でわかりやすいという意味で。治療を行うに当たって必要な資料採取のことを中心に、上手な歯科医院の選び方について取り上げましょう。
「どこの歯科医院がいい」と具体的に言うことはできませんが、歯科医院を探す参考にしてみてください。 |
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デンタルという3x4cm大の小さなX線写真で、全部の歯が残っているのなら10枚程度撮影する歯科医院は、歯周病・むし歯予防に力を注いでいると考えてもよいでしょう。
もし通院している歯科医院が、「全部の歯が写っている大きな1枚物のX線写真(パントモという)と主訴(痛い箇所)の部分だけの小さなX線写真(デンタル)を1〜2枚だけの撮影」で済ましているのなら、その歯科医院は(歯周病・むし歯)予防にはあまり力を入れていません。必要なのは歯牙及びその周囲骨がハッキリ写っており、経時変化を意味あるものとするために規格化してあるX線写真です。
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審美歯科・歯周病治療ではとくにそうですが、資料として、治療前(初診時)・治療中・治療後のスライドを撮影しているかどうかということも歯科医院を選択する上での重要な条件です。スライドは嘘偽りない今の患者さん自身の姿です。最低5枚は必要ですが、予防に熱心な歯科医師は一口腔内で10数枚撮影しています。治療の変化を診るためにスライドも規格化しているものが望まれます。
ブラッシング、スケーリング・ルートプレーニングを初めとした歯周病治療の変化はまず歯肉に現れるので、この変化をスライドに残しておきます。私たち歯科医師の情報・資料に留まることなく、患者さんにもその変化を見てもらい理解を深めてもらうためにスライドは有効な手段となります。
審美歯科・歯周病治療に限らずスライドを撮影している歯科医師は良心的・勉強熱心な歯科医師と思って下さい。
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予防が第一です。ブラッシング指導・予防に時間を割いている歯科医院がよいでしょう。1回だけの指導ではダメです。何回も繰り返して指導を行なっている歯科医院を捜して下さい。
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歯肉が腫れているのにブラッシング指導もスケーリングも行わずに、すぐにセラミック前歯やインプラントを勧める歯科医師は避けた方が無難です。
それは例えて言えば、泥の地面に御殿を建てるようなもので、数年でダメになってしまいます。それを長持ちさせるためには地固め(歯周治療)をしてから建てるべきです。良質的な治療は状態により1〜2年かかることもあります。歯肉が赤く腫れている状態でセラミック前歯を入れる歯科医師は避けた方がよいでしょう。
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1990年代後半からインプラントの予知性が飛躍的に向上したため、歯牙欠損を補うのにインプラントの使用が多くなってきています。
上記の資料を採得していることを前提にして、歯周治療後にインプラント・審美歯科というオプションを持っている歯科医師が時代の要請ではないでしょうか?
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