|

誰だって歯も「汚い」より「美しい」方がよいことはわかっています。黄ばんだ歯や銀歯より、輝く白い歯を目指します。黒ずんで腫れている歯肉よりもコーラルピンクの歯肉を目指します。歯並びだってよい方が、むし歯や歯槽膿漏になりずらい…。
でも、そんなことよりも大切なことは、本当にきれいに治したいという気持ち、考え方、そして技術の問題なのです。
歯は、物を食べたり、噛んだりするだけのものではなく、人の表情を表す「玄関」でもあるのです。「ステキな笑顔に欠かすことのできない白く輝く歯」は、その人の印象をきわだたせるだけではなく、その人の性格や生き方まで表してしまうものなのです。ただ単にセラミックスを入れたり、差し歯にすればいいというものではなく、「人として美しくありたい」と願う心をサポートする医療の一部としても、とても大切なものなのです。
難しい話はさておき、写真を見てください。これは、矯正治療とセラミックス治療を組み合わせた例です。
この患者さんは、歯並びも悪く、差し歯も痛んでいました(写真1)。綿密な検査を行って口腔内の状態を把握した上で、患者さんとじっくりと相談した結果、矯正治療も併せて行うこととなりました(写真2)。最後に全体をレーザー漂白して、歯肉形成を行ってセラミックスを入れました(写真3)。 すると、生まれ変わったようなこんなステキな笑顔になりました(写真4)。
詳しい内容はホームページ(http://www.ogawa-dental.com)に出ていますので、御覧になって下さい。
このように、審美歯科治療には、セラミックスの技術、矯正の技術、歯周外科の技術など、トータルな歯科治療の集約された診断力や技術がより高く求められるのです。

それではもう一例ご紹介しましょう。前歯を1本失ってブリッジを入れたいと願っている患者さんです。しかし、前歯と歯肉の境目が黒ずみ、左右の形も異なっていました(写真5)。
歯を失うと、支えている骨にまで影響を与えてしまい、歯肉も痩せてしまうことがあります。この患者さんもその状態が起こり、黒ずみやアンバランスが発生したと考えられます。そこで、痩せた部分に骨や歯肉を移動して、理想的な歯肉の形に戻してから、きれいなブリッジを入れる計画を立てました。
きれいな歯の形を決めるのに歯肉の形はとても重要な要素なのです。さらに歯肉とセラミックスの境目が黒くならないような工夫も大切となります。
まずは骨の移植を行います。そして歯肉も移植して理想の形を作ります(写真6)。治療用の仮歯を入れて治癒を待ちます(写真7)。
最後に、全体をホワイトニングで白い歯に治しておいてから、自然な形の白いセラミックスを作りました。このとき、歯肉のなかから生えてくるように作らなければなりません(写真8)。
術前・術後を比べてみれば、ただ単にブリッジを入れたものとの違いがよくわかると思います。
このように、審美歯科治療においても、外科のテクニックも欠かせないことがおわかりいただけたと思います。
ただ単にセラミックスの技術とか、ホワイトニングの設備とかではなく、矯正の技術や咬合の知識、歯周外科やインプラントの技術などが幅広く要求される最先端の歯科医療といえるでしょう。
|